四月二四日(日)曇時々晴
六時に起きるともうずいぶん明るくなっていて、朝の散歩に来ている人もいた。鮮やかな黄色と紫の対比を、花壇に咲く花が成していた。カメラを持って外に出る。意外と気温が下がっているようだ。広い花壇に、様々な種類の植物が植えられていて、長いこと撮っていたが飽きなかった。菜の花、水仙、チューリップ、ミント、カモミール、芝桜のような花、カスミ草の類、他にも多数。雨露が葉や花を飾っていた。昨夜は丁度よく降ったものだ。一通り撮り終えて朝食をとった。
記録をして九時に出発する。長野を越えて、再び日本海側をゆく。市街地は行きつ止まりつ、山間の道もあった。高くそびえる山には雪が掛かっていて、迫力がある。谷底を見下ろすと、岩がちの渓流が涼しげだった。こんな道を自転車で駆け上っていく人もあった。
一一時半、長野市で休憩、昼食をいつも通り。一三時に出発。河原で大渋滞が発生していた。一面菜の花が咲き、桜との対比が鮮やかだった。その景色に多くの人が集まっていた。様子が気になったがこの行列では時間がもったいない。菜の花の写真も先日撮ってあったので、そのまま通り過ぎる。一四時、新潟県を目前に、再び休憩。そこからは流れの速い真っ直ぐな道が続いた。上越市に入り、コーヒー屋を見つけて車を止めた。一五時半。写真の整理や記録をしよう。
広い駐車場だったがほとんど満車に近かった。書店が併設されていて、多くの人が訪れているようだ。バリスタコーヒー。カフェモカを頼んで席に。二一時に外へ。食事もせずに長居をした。近くに広い公園があるようだったので、探しながら走っていたが、暗い夜道で斎場を見つけ、少し背筋がひやりとする。それを過ぎたところで、海辺の工業地帯を見渡せる広い空き地を見つけた。遠くで煙突や建物の照明が輝いていた。欠け始めた月も出て、草木を照らしていた。車を止め、カメラと三脚を持って崖の縁に寄る。良い景色だった。風もわずかにあり、思っていたよりも冷え込んだ。一時間撮り続けていると体が冷えてしまった。車に戻って湯を沸かし、スープと食パンで補給、再び撮りに出る。新しい三脚が頼もしかった。二三時半に眠った。