
Tomakomai, Hokkaidoh
Tomakomai, Hokkaidoh
いよいよ旅が終わる。明日の今頃は家だ。感慨に浸りたいところではあるが、ひと心地着いてしまう前に
眩しいほどの菜の花畑。敷地の向こうの緑の丘と明るい空が対比を成す。ミツバチの羽音も
Kamifurano, Hokkaidoh
セピア掛かった陽光に照らされて、窓の外に見えてきた鮮やかな緑の丘と赤い屋根、整った先細りの木々、その背後の青空を含めた一帯の風景
Biei, Hokkaidoh
Shosanbetsu, Hokkaidoh
最北端の街で、殆どどこででも出来るようなことに時間を費やす。どこででも生きていけるのではないかと
全く奇跡のような、しかし当然のようでもあった出会いの様を
Abashiri, Hokkaidoh
刻々と変わってゆく雲の配置や光の加減に気の休まる暇もない。数十枚立て続けにシャッターを切り
Abashiri, Hokkaidoh
Hamanaka, Hokkaidoh
そして実際ここにまた来てみても、何の感慨も無かった。未来への希望は記憶以上に当てにならない。来たいと願っておりながら来てみれば何の感慨もなく、「晴れなくて良かった」などと言い出す
心臓が止まるような心持ちがした。
Kushiro, Hokkaidoh
広々とした風景の中を、かつての自分の記憶と擦れ違いながら進んだ。
Erimo, Hokkaidoh
Toyoura, Hokkaidoh
面白過ぎはしないだろうか。
残念の雰囲気で満たされている。
Aomori, Aomori
Inawashiro, Fukushima
若い男女が肩を寄せ合って泣いていた。
Itakura, Gunma
旅の最大の不幸は、屋根のないところで夜を明かすことではないかと思う。
一歩外に出るとその場に座り込んで、こみ上げる安心感にしばらく
Nara, Nara
Kurashiki, Okayama
今まで見てきた風景の総てが、ほんの半世紀前、焼き払われるか否かの剣ヶ峰に立った