
日本一周 [ 経路図 ]

83日間


the Pacific Ocean, Japan
エンジンを。エンジンを、

Tomakomai, Hokkaidoh
いよいよ旅が終わる。明日の今頃は家だ。感慨に浸りたいところではあるが、ひと心地着いてしまう前に

Kamifurano, Hokkaidoh
眩しいほどの菜の花畑。敷地の向こうの緑の丘と明るい空が対比を成す。ミツバチの羽音も

Biei, Hokkaidoh
セピア掛かった陽光に照らされて、窓の外に見えてきた鮮やかな緑の丘と赤い屋根、整った先細りの木々、その背後の青空を含めた一帯の風景

Shosanbetsu, Hokkaidoh
最北端の街で、殆どどこででも出来るようなことに時間を費やす。どこででも生きていけるのではないかと

Abashiri, Hokkaidoh
全く奇跡のような、しかし当然のようでもあった出会いの様を

Abashiri, Hokkaidoh
刻々と変わってゆく雲の配置や光の加減に気の休まる暇もない。数十枚立て続けにシャッターを切り

Hamanaka, Hokkaidoh
そして実際ここにまた来てみても、何の感慨も無かった。未来への希望は記憶以上に当てにならない。来たいと願っておりながら来てみれば何の感慨もなく、「晴れなくて良かった」などと言い出す

Kushiro, Hokkaidoh
心臓が止まるような心持ちがした。

Erimo, Hokkaidoh
広々とした風景の中を、かつての自分の記憶と擦れ違いながら進んだ。

Toyoura, Hokkaidoh
面白過ぎはしないだろうか。

Aomori, Aomori
残念の雰囲気で満たされている。
若い男女が肩を寄せ合って泣いていた。

Inawashiro, Fukushima
旅の最大の不幸は、屋根のないところで夜を明かすことではないかと思う。

Itakura, Gunma

Nara, Nara