アラスカ 5日目
貴様一事に傾注せよ。
アラスカ 4日目
トナカイ1頭写しているのにこの米粒!漫然と景色の広さを自分の物差しで判断しながら眺めていたとようやく気づく。
アラスカ 3日目
半月以上も音楽を聴かずに過ごしたのはいつ以来だろう。20年では済むまい。
アラスカ 2日目
絶景。
とてつもない絶景。
山、谷、川、丘。それともこれが冥土か浄土か。
アラスカ 1日目
その愛称は”the Last Frontier”、最後の辺境未開拓領域。
ユーコン川 8日目
あの第一夜の村での貴重な経験が、一層身近な、より克明な、更に貴重な一晩に変わった。本当に人が住んでいたのか。今に地続きの歴史の中で。
ユーコン川 7日目
ふわりと揺れるカヌーの上で、縄を束ねて舳先にまとめ、いざ漕ぎ出そうとパドルを構えてようやく気づく。
ユーコン川 6日目
聞こえる音は水の音、風の音、木々の音、火の音、そして無音。必要な行為に余さず寿命を注ぐ、簡素な生活。
ユーコン川 5日目
焚き火で沸いた湯をやや冷まし、珈琲の粉に落とす。再び良い香り。蒸らして湯を注ぎ湯を注ぎ、抽出を待つ良い時間。湯を入れ終えたらフライパンのレーズンスコーンを、組んだ焚き火の薪に載せ遠火で温め。湯の切れたドリップバッグは火にくべる。カヌーが1艘、一人を乗せて過ぎていく。
ユーコン川 4日目
1年間では身体の98%、5年でほぼ100%が環境と入れ替わる。
ユーコン川 3日目
5000年で埋もれるくらいの丸太小屋。100年待たず役目を終えた小屋。
ユーコン川 2日目
あの過酷な湖面の荒波がありありと思い出される。絶え間なく重心や姿勢、進路を乱し、櫂を、小舟を翻弄する。砕ける白波に次の波がぶつかる断崖絶壁。気の休まらぬ狭小の浜。
ユーコン川 1日目
それでも和毛の布団や快適なベッドにはない、自然の中に生きる自由が心地良かった。
ユーコン・アラスカ旅程
2022年 8月22日(月)8月23日(火)8月24日(水) 8月25日(木) ユーコン川1日目8月26日(金) ユーコン川2日目8月27日(土) ユーコン川3日目8月28日(日) ユーコン川4日目8月29日(月) ユーコン川5日目8月30日(火) ユーコン川6日目8月31日(水) ユーコン川7日目9月 1日(木) ユーコン川8日目9月 2日(金)9月 3日(土)9月 4日(日)9月 5日(月)9月 6日(火) アラスカ1日目9月 7日(水) アラスカ2日目9月 8日(木) アラスカ3日目9月 9日(金) アラスカ4日目9月10日(土) アラスカ5日目9月11日(日)9月12日(月)9月13日(火) ※書籍版目次ページ。全行程は『旅日記ユーコン・アラスカ』に収録。川下り装備一覧、走行データ等を含む。 「ITEMS」及びデザインフェスタvol.58(2023年11月11日,12日、東京ビッグサイト)にて販売予定。
日本一周 [ 経路図 ]
日本一周 [ 83日目 ]
エンジンを。エンジンを、
日本一周 [ 82日目 ]
いよいよ旅が終わる。明日の今頃は家だ。感慨に浸りたいところではあるが、ひと心地着いてしまう前に
日本一周 [ 81日目 ]
眩しいほどの菜の花畑。敷地の向こうの緑の丘と明るい空が対比を成す。ミツバチの羽音も
日本一周 [ 80日目 ]
セピア掛かった陽光に照らされて、窓の外に見えてきた鮮やかな緑の丘と赤い屋根、整った先細りの木々、その背後の青空を含めた一帯の風景
日本一周 [ 79日目 ]
最北端の街で、殆どどこででも出来るようなことに時間を費やす。どこででも生きていけるのではないかと
日本一周 [ 78日目 ]
全く奇跡のような、しかし当然のようでもあった出会いの様を
日本一周 [ 77日目 ]
刻々と変わってゆく雲の配置や光の加減に気の休まる暇もない。数十枚立て続けにシャッターを切り
日本一周 [ 76日目 ]
そして実際ここにまた来てみても、何の感慨も無かった。未来への希望は記憶以上に当てにならない。来たいと願っておりながら来てみれば何の感慨もなく、「晴れなくて良かった」などと言い出す
日本一周 [ 75日目 ]
心臓が止まるような心持ちがした。
日本一周 [ 74日目 ]
広々とした風景の中を、かつての自分の記憶と擦れ違いながら進んだ。
日本一周 [ 73日目 ]
面白過ぎはしないだろうか。
日本一周 [ 72日目 ]
残念の雰囲気で満たされている。
日本一周 [ 71日目 ]
若い男女が肩を寄せ合って泣いていた。
日本一周 [ 70日目 ]
旅の最大の不幸は、屋根のないところで夜を明かすことではないかと思う。